Applause(アプローズ)禮場夏江さんインタビュー

今回は、鳥取県内で結婚相談所を開業されていらっしゃる禮場(れいば)夏江さんにお話をお伺いいたしました。

禮場さんは長らく婚活事業に関わっているだけではなく、自治体からの信頼も厚いため幅広い取り組みをされております。

開業時の様子や自治体との取り組みをするようになったきっかけなど、色々と教えていただきました。

結婚相談所を始められたきっかけについて教えてください

かつては、保険会社に勤めていました。その時に、男性ばかりの職場や女性ばかりの職場の方から結婚相談をされることが多く、男女を集めて合コンのようなものを企画していました。また、契約でお話をした際に「この方には、あの職場の女性が合いそうだな」と感じた時には、「週末に一緒にお茶を飲みませんか?」と、お相手となる女性も含めて誘うことも珍しくありませんでした。

そのようなことを続けていたところ、多いときでは1か月に3組くらい結婚式の招待状がくるようになったのです。やはり、色々と出費もかさんでしまいますし、何よりもすごく楽しくて、もっと皆さんに結婚して喜んで欲しいと感じ結婚相談所を始めることにしました。

しかし、最初は上手くいくかわかりませんので、保険の仕事を辞めずに会社の近くに事務所を借りることにしました。朝は保険会社に行き、それが終わると事務所に帰って結婚相談業をするという形ですね。でも、そのうち入会がどんどん増えたので半年でパートの方を雇うことができ、開業して約一年で以前から携わっていた保険会社を辞めることにしました。

最初は鳥取市で開業されたのでしょうか?

そうですね。当時は鳥取に結婚相談所は2、3社ほどしかなく、閉鎖的な土地なので結婚相談所に抵抗がある方が多かったですね。今では、鳥取市の方は娘3人に任せ、私は米子市におります。

私はこだわりが多く、事務所の場所にも配慮しました。

例えば、田舎ですので結婚相談所に入ることを見られるのが嫌な方もいらっしゃいます。そのため、事務所は1階ではなく2階以上、1階には美容室など女性が出入りしてもわからないところ、そして駐車場もビルの裏にあり、どこの部屋に入ったのかわからないような作りを探していたのですが、ちょうど理想の物件があり、そこに事務所を構えることにしました。

また、広告や求人募集を出す際にも、自分なら最初、どこから見るだろうと実際に広告を並べて考え、そのマスに広告をお願いしていました。おそらく、みなさんの目にも広告が目にとまり、興味を持ってくださったのだろうと思います。

開業されてから、印象に残った出来事についてお聞かせください

こちらの相談所には、恋愛で傷ついてこられる方もたくさんいらっしゃいます。

かつて、友達の紹介で出会って恋愛をしたけれども、結婚式の1か月前に彼の方から別れを告げられたという女性がいました。彼女の母親も「あなたの顔が悪くて振られているのだから、整形手術をしてきなさい。」というような発言をしていたようです。

彼女のもとには近所から縁談もあり、母親の手前、実際にお見合いをすることもありました。ですが、たまたま非常識な人が多かったため縁談を断ると、近所の方が家まで来て怒るということがあり、家には居づらいということで実家を出てアパートで暮らしをしていました。

私はもともと、母親のように会員さんに寄り添ってあげたいという気持ちがありますので、毎週水曜日に来ていたその彼女をそのまま帰すことはできずに、遅くまで事務所でお茶を飲みながら色々な話をしていました。

そうこうしているうちに、やがて近隣の県内にご実家がある東京の男性から、彼女にお見合いの話がきたのです。

彼女は、以前の彼との傷もまだ癒えていないので嫌だと言ったのですが、「これもリハビリで、新しい彼を見つけないと前の彼は断ち切れないよ。」とお見合いを勧めたところ、なんと彼女が彼のことを気に入ったのです。

ちょうど私が研修で大阪にいた時に彼女から「週末、彼が来る予定だったけれど来ることができなくなってしまって、とても寂しいです。」というメッセージがきたので、「こっちから会いに行ってみたら?」と伝えたところ、彼女が東京へ向かったことがありました。それがきっかけで急激に親しくなって結婚に結びつき、今では毎年お子さんの写真を送ってくれています。

私は会員さんに「ダメになった恋というのは、あなたが一緒になったとしても添い遂げられないとか、結婚しても離婚してしまうから良いご縁ではないのよ。その人と結婚しても上手くいかないという時には、相手から断るようにご先祖様が守ってくださっているし、その恋の次には、もっと素晴らしい出会いが待っているからね。」と、必ずお話しするようにしています。彼女の場合も、まさに彼と出会ってから「どうして、あんな人のことを好きだったのだろう。」と思えるようになりました。

行政からの助成金で婚活イベント等をすることになったきっかけについて教えてください

10年ほど前に、鳥取市がイベントを公募した際に婚活バスツアーの企画書を出したのがきっかけです。その時は10社ほどが採用され合計で100万円の資金援助があったのですが、1時間の婚活パーティーであっても当社のような婚活バスツアーでも均等に分けて10万くらいの資金にしかならなかったですね。

でも、どうしてもやりたかったのでそれを会員さんに伝えたところ、会費を払うから是非、実現させてほしいと男性会員の方が応援してくださったのです。結局、男性会員さんから15,000円いただいて関西の相談所経由で女性を募り、男女15人ずつで婚活バスツアーを実現させました。その時は、カップル数は半数くらいできたのですが、結婚には結びつかなかったですね。

そのあと、鳥取県の方にも婚活バスツアーを提案したところ、50万円ほど出していただいたので、男性側からの会費もあわせて梅田からバスをチャーターすることができました。この時は、4組結婚に結びつきました。

次第に、成果を見てくださっていた米子市や安来市からも声がかかり、合計で15組くらい結婚に至りました。

婚活バスツアーをしようと思ったら、50〜60万円ほどかかるため単独で開催することは難しく、ここ2年ほどは実現できていませんでした。しかし、昨年末に鳥取県日野郡日南町から是非やって欲しいとのことで予算を組んでいただいたので、今年は7月に開催する予定です。

日南町から声がかかったのはこれが初めてではなく、婚活セミナーの講師としても声をかけていただいています。講師をするようになったきっかけは、日南町の担当者の方が「鳥取県内で、誰か婚活セミナーの講師を紹介してください。」と、鳥取県に電話をした時に県の担当者が推薦してくださったからです。

そこからの繋がりもあり、鳥取県が結婚相談業を始める時の審査会には民間で私一人が審査委員として携わっています。そうやって、少しずつ積み重ねていった事が今につながっていますね。

禮場塾では、どのようなことを教えていただけるのでしょうか

こちらは会員さんだけを対象にしています。そのほかに、自治体から声がかかった時には、セミナーを開催しています。

禮場塾では、外見や内面についてお話し、男性であれば顔の洗い方から教えています。きちんと顔を洗えば、男性でも1か月で顔が綺麗になり肌がつるつるしてきます。

女性であれば、ヘアスタイルや洋服を変える事で全く印象が違いますので、スカートの丈や前髪についてもアドバイスします。もちろん、要望があれば一緒に洋服を買いに行きますし、会員さんのビフォーアフターを記録した資料も作成しています。

プロフィールについては、自己PRが一番大切なので、自分のことを相手にわかってもらうためにお休みの日の過ごし方や仕事内容、結婚相手についての希望や結婚観などを書いてもらうようにしています。

モチベーションが下がった会員様に対して、どのようなお話をされていますか?

当社は自社会員同士でのご成婚が多いので、モチベーションが下がった会員様に合いそうなお相手を自社会員から探し、お見合いを勧めます。「こういう男性がいるから会ってみない?」と女性会員さんに話すと「禮場さんが言うなら。」と会ってくださりますね。それがきっかけで、結婚したこともあります。

皆さん、最初は地元の方を希望するのですが、やはり、それだと人数が限られてしまいます。そのため、本当に地元がいいのか本人と良く話すようにしています。自分の人生だし、これから先は長いですよね。住めば都という言葉があるように、良い人で良い条件の方であれば結婚後はそこが自分の拠点になりますし人生が変わるということを話すようにしています。そうすると、会員さんも納得して、「良い条件の方がいれば、他の地域だったとしても会ってみます。」と前向きになり、結婚に結びつく方が多いですね。

鳥取県は交通網を考えると、東京とは比較的アクセスが良いのです。また、高速バスで行く事ができる岡山や広島、神戸や梅田なども活動範囲に広げますが、遠距離の場合はこれらに限定しています。日帰りができる地域であることが大切で、そうすると交際も上手くいきます。

成果が上がらない会員様に対しては、どのようなお話をされていらっしゃいますか

事務所でミニミニ婚活パーティーを行うようにしています。

以前、ある女性の会員さんがイケメンで公務員の男性に申し込みをして断られた事がありました。その後しばらくして、その男性が婚活パーティーに参加するという事で彼女も誘ったのですが、その男性は目の前で他の女性とカップリングしてしまいました。でも、彼の方も別れてしまったので、彼に「ミニミニ婚活パーティーをするからお茶のみに来ない?」と誘ったところ参加してくれることになりました。

彼女の方はこれまで断られていたので自信がないと話していたのですが、これでダメなら諦めて次を探そうと背中を押しました。

当日、男女3人ずつでお茶を飲んで色々な話をし、最後にどなたが良かったか書いてもらったところ、なんと2人がカップリングしていたのです。彼女の思いが届いたと私も嬉しくなってしまって、その場から2人を送り出し、結果的に結婚する事ができました。

後日、彼に聞いたところ、パーティーの時は自分好みの人を探していたけれども、ミニミニ婚活パーティーで彼女と話をするとしっかりしていて子供好きということがわかり、自分のタイプは目の前にいる人だと自覚したとお話ししていました。

そのほか、私がお勧めする時にはまず、お相手を3人選んでくださいとお話ししています。そして、できれば3人と交際してもらい、1回ではわかりませんので、数回会って消去法で残った方とじっくりお付き合いしてくださいと。たくさん会うとわからなくなってしまいますので。

以前、男性で5年在籍していた方がいました。イケメンで30代中頃の公務員、一流大学も出ていたので関西からもお見合いしたいとたくさんのお申し込みがありました。しかし、会ったけれども交際には至らないという繰り返しの日々が続いていました。

そのため、最後には5人選んで婚活ノートを作ってもらい、いつ会って、どういうことをしたのか細かく書いてもらうようにしました。さらに、短期間で一人に絞ってくださいということもお伝えしました。

結果的には、彼は最後に絞った方と結婚して今ではお子さんにも恵まれています。彼のことで忘れられないのは、最後に「禮場さんが僕を見捨てないでいてくれたから、最高に理想の方と結婚できました。」と言われた時は本当に嬉しかったですね。

Applauseのこだわりについて教えてください

会員さんと良くお話をするようにしています。そして、会員さんがお見合いのお相手を選ぶだけではなく、私からもその方に合いそうなお相手をお勧めするようにしています。

また、私自身バツイチで離婚経験がありますので、離婚しない結婚についてブログなども使ってお伝えしています。一生添い遂げられる人を見つけて欲しいですし、少し遠回りしてもいいので条件だけで選ばすに、やはり好きになって結婚して欲しいと思いますね。

最後に、伝えたいメッセージがあればお願いします

最後まで諦めないということですね。

私なんて…という方が多いのですが、自分は自分。人と比べないようにして欲しいと思います。他人は幸せそうに見えますが、自分なりの幸せを感じて欲しいですね。やはり、一人一人の幸せの価値観は違いますので、人と比べなくても自分が幸せであれば一番良いのではないかと思っています。

<まとめ>

いかがでしたでしょうか。

会員様に優しく寄り添いながら背中を押してくれる禮場さんですので、皆さんも心を開いて本当の自分の幸せを探すことができているのだと感じました。

また、自治体も含めて鳥取県内の成婚率を上げる取り組みをされている姿勢には本当に頭が下がります。これからも、幅広いご活躍を楽しみにしております。

<関連サイト>

Applause(アプローズ)

http://kekkon-tottori.com

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

サイト情報をキャッチ

Push7でプッシュ通知を受け取る:


FeedlyでRSS購読をする:

SNS:
     

プッシュ通知やRSSについてはこちらをご覧下さい

アモーレ大学記事ランキング

最近チェックした記事

まだありません

QRコード

このQRコードで当サイトTOPページが見れます

アーカイブ

最近のコメント

    2019年3月
    « 2月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
    ページ上部へ戻る