誰もが羨むようなシンデレラストーリーの末、結婚したYさん。しかし待ち受けていた生活は・・・!?

誰もが夢見るようなシンデレラストーリーの末、結婚したYさん(現在33歳)。
「こんな幸せが私に手に入るなんて!」と喜んでいたのもつかの間、Yさんは不幸のどん底に突き落とされます。

いったいYさんの身になにが起こったのか?

お話を伺いました。

◇「Yさんは5年前に誰もがうらやむようなシンデレラストーリーの末、結婚されたそうですが、それは具体的にどういう出逢いで、結婚にいたったのでしょう?」

当時、私には20歳から8年ほど付き合っていた男性がいました。もうそろそろ三十路も近くなり、私は彼との結婚を意識し始めました。結婚したら子どもがすぐほしかったのもあり、当時勤めていた会社は出張が多く体に負担が大きかったので、辞めて、彼からのプロポーズに備えました。しかし突然「よく考えたけど、お前とは結婚できない」と言って振られました。

仕事も恋人も結婚も失い、絶望の淵にいた私でしたが、すぐに新しい出会いが訪れました。親戚の叔父さんの紹介です。「取引先の会社のご子息が、結婚相手を探されているみたいだから、Yちゃん逢ってみない?」と言われて。それが今の主人です。

私より6歳年上の主人はとても優しく、親切でした。2度のデートの後、「結婚を前提に付き合ってほしい」と言われて。彼は二代目の社長で、事業を継いで3年。仕事が忙しく、逢えないときも多かったのですが、逢えたときはとびっきりの食事をごちそうしてくれました。今まで私が行ったことのないようなお店も連れて行ってもらえました。
誕生日には、高価なプレゼントをくれました。ブランド物のネックレスと、指輪です。
私は大学を奨学金で行っていたため、その返済もあり、とても質素な生活を送っていましたから、ブランド物とは無縁の生活でした。
今まで付き合ってきた人も、こんな高価なものをプレゼントしてくれたことはありません。
私は自分がお姫様になったかのような気分を味わいました。私は主人の虜になりました。
主人は出会って3か月ほど経ったときにプロポーズをしてきたのですが、もちろん私は快諾しました。「やっと幸せになれる」そう思いました。

家族もみんな喜んでくれました。姉や妹、友人からは「玉の輿じゃん!」なんて冷やかされましたね。

◇「結婚生活はいかがでしたか?」

しばらくは順調でした。主人は相変わらず優しいですし、お金にはまったく不自由ない生活を送っていました。

しかし、半年ぐらい経ったころでしょうか。だんだんと喧嘩が多くなってきました。主人が外に飲みに行くことが多くなってきたんです。

社長という立場上、外でのお付き合いが多いのはしかたありません。それは受け入れてはいるのですが、お酒を飲んで酔って帰ってきたときの主人は、人が変わったように映ることがありました。それが嫌で、私は主人を責めました。そしたら、口論になり、主人が切れて、家の中のものを壊し始めたんです。

そこから、ちょくちょくそういうことがありました。酒を飲んで帰ってきては、人が変わったようになり、口論になりました。一度、大げんかになり、顔を殴られたこともありました。右側の頬と、目元が腫れ上がるぐらいです。
病院に行って、「階段で転んだ」と先生に言いましたが、すぐ殴られたことがバレました。

 

◇「そのようなことがあって、気持ちはどう変化しましたか?」

どん底に突き落とされました。あんなに幸せだったのに・・・。
離婚も真剣に考えました。

◇「実際に離婚をしなかったのはどうしてなのでしょう?」

主人は、私を殴った次の日、泣いて反省して、「もう二度としない。お酒も飲まない」と言いました。

私は、このことを2人のカウンセラーに相談しました。ひとりは、インターネットで探して見つけた離婚カウンセラーの女性。もうひとりは、昔からの友人で、今もカウンセラーとして活動している男性です。

2人とも、それぞれ理由は違っていましたが、「離婚はしないほうがいい」と言ったのです。

◇「それは、各々どういう理由からでしょうか?」

離婚カウンセラーの方は、「普段は優しいご主人なのだし、不自由ない生活ができている。お酒を飲んだら暴力的になるのは毎回というわけではなく、毎回口論の末の結果。離婚に踏み切るのは早すぎるし、もったいない。もう少し様子を見ては?」ということだったと思います。

そして友人のカウンセラーは、「結婚生活は、誰と、どんな人と結婚しても、いろいろある。どこかで折り合いをつけていくしかない」ということを言いました。

◇「その後、ご主人との仲はどうですか?」

主人は、お酒は一生飲まないと言ったものの、結局またしばらくして飲み始めました。これは、離婚カウンセラーの方も予想してたんですけどね、「付き合いもあるし、ご主人が完全にお酒を断つのは難しいと思う」って。カウンセラーの方ってやっぱりすごいですね。(笑)

もちろん、ひどく酔って帰ってくることは少なくなりましたし、私ももう二度と殴られるのは嫌なので、主人がお酒を飲んで帰ってくるときは、小言や文句を言わないようにして、なるべく喧嘩にならないようにしました。

そして、今、私たちの間には、子どもができました。息子、そして娘です。
子どもたちができてからも、夫婦の間にはいろいろありますが、本当にありすぎるぐらいいろいろありますが、なんとかやっています。
子どもたちのことを考えると、いろいろあっても、離婚にはなかなか踏み切れないですね。子どもたちにとっては本当にいい父親ですし、子どもたちも父親が大好きです。子どもたちが産まれて無事育ってくれていることは、私にとっても主人にとっても、人生で一番嬉しい出来事です。主人とあのとき離婚していたら、子どもたちには出逢えていませんでしたから、あのとき離婚しなくてよかったと今は心から思います。

◇「今、婚活に励んでいる方やこれから結婚する方に、伝えたいことはありますか?」

アドバイスなんてできる立場の私ではないですが・・・。
私はそれまで長年付き合っていた彼氏に振られ、そこからすぐ新しい出逢いがありました。私の友人でもそうですが、積極的に出逢いの場に足を運んでいる人や、出逢いのチャンスがあればとりあえず行ってみるという人は、彼氏や結婚相手ができる確率が高いです。
職場と家の往復で、「出逢いがない!」と嘆いていても、「それはそうだ」という話で。やはり行動することは大切だと思います。

結婚生活については、私の友人のカウンセラーの言葉をそのまま伝えたいです。

「結婚生活は、誰と、どんな人と結婚しても、いろいろある。どこかで折り合いをつけていくしかない」。

シンプルですが、結婚生活の核心をついていると思います。

そして、結婚生活で大きな問題が起こったときは、自分の中で抱え込まず、誰かに相談されることをおすすめします。自分の中で抱え込んでいると、どんどん落ち込んでしんどくなるだけで、解決策がなかなか見えてこないと思うんです。家族、友人、そしてカウンセラーなどに話を聴いてもらうことで心が軽くなりますし、いろんな役立つアドバイスがもらえるかと思います。

***

<Yさんのお話まとめ>

・彼氏や結婚相手が欲しいなら、出逢いの場に積極的に行こう

・結婚生活は、誰と、どんな人と結婚しても、いろいろある。どこかで折り合いをつけていくことも大切。

・結婚生活で大きな問題が起こったときは、自分の中に抱え込まず、誰かに相談しよう

「人間万事塞翁が馬」という諺があります。
これは、人生における幸や不幸は予測しがたく、「幸」が「不幸」に、そして「不幸」が「幸」に、いつ転じるかもわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないということのたとえです。

これは、結婚生活にも言えることです。Yさんの結婚、そして結婚生活のストーリーもまさにそうですね。

今幸せの絶頂にいる方は、もちろんその幸せがいつまでも続くよう希望を持ち、努力することは大切ですが、そうではなく、今「不幸の絶頂・・・」という方は、それもいつか「新たな幸せに転じることがある」と信じて、希望をもって生きてほしいと思います。

執筆者/黄本恵子(アモーレ大学心理学部コミュニケーション学科教授)

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